自宅にも設置可能?在宅ワーク用テレワークブースをご紹介
テレワークが新しい働き方として定着しつつある近年、さまざまな理由から、自宅でテレワークを行うにあたって仕事に集中することが難しいという声を聞きます。住宅事情が悪い日本では自分専用の仕事部屋を確保するのも難しいです。ここでは、自宅に設置できるテレワーク専用のブースや設置の際の問題点などについてご紹介します。
自宅に設置できるテレワークブースもある
生活と仕事の切り離しが物理的に難しい、夫婦ともにテレワークで自宅に作業用のスペースがないなど不満や不便を感じる人も多いのではないでしょうか。自宅に設置できるブースについていくつか見ていきましょう。
防音ボックス型
軽量なプラスチックや段ボールなどを素材に使用して工具無しで簡単に組み立てられるブースです。防音工事をするよりも安価な予算で対応可能です。防音・吸音効果に加えて飛沫ガードの効果もあるので、web会議を頻繁に行う人向けです。
パーテーション型
視界をすっぽりと覆うため、無駄な視覚情報を遮断でき仕事に集中しやすい環境を作ることができます。会議中の自分の声を外に漏れにくくしたい、周りの雑音を軽減したい場合にもおすすめです。視界が遮られるのでリビングなどに置いてもプライバシー保護に効果を発揮します。折りたたみ式のものがほとんどなので使用しない時にはコンパクトに収納できます。
デスク型
ブース型のデスクで周囲の視線をシャットアウトし、作業が終わったら折りたたんでコンパクトにできる対応です。作業に必要なデスクの広さを確保し、パソコンや資料を載せても問題のない耐荷重の強度も高く設計されています。常設していても違和感のないタイプもあります。吸音効果が高く、ブース内外両方の音を遮断してくれるため、集中しやすいです。PCのコードなどを通せる穴もついているので、デスクをすっきりと保てます。
自宅にテレワークブースを設置するときの問題点
これまで日本の住宅はテレワークを想定したものではありませんでした。ここ数年で在宅勤務の流れが進み、自宅で仕事をする人も増えています。自宅にテレワーク用のブースを設置する際に注意すべき点について見ていきましょう。
集中できる環境
テレビなどの生活音や家族の声が気になって仕事に集中できない空間はワークスペースに不向きです。作業に没頭できるような環境づくりを考えましょう。
プライバシーの確保
他の家族と程よい距離感が保て、自分だけのスペースを持ちながら仕事をすることでストレスをためずに集中して取り組むことができます。
オンオフの切り替え
ダイニングテーブルなど本来作業を行う目的ではない場所で仕事をせざるを得ない人も多いかもしれませんが、気持ちのオンオフの切り替えが難しくなります。同じ場所で仕事もプライベートなことも行うことで、メリハリのない生活になり、効率性も下がってしまいます。テレワークブースは作業効率の面からも設置するほうがいいでしょう。
生活スタイルに合わせた設置
自分の生活スタイルに合わせたスペース作りを考えましょう。たとえば、一人でこもって作業をすることもできて、家族の気配も感じられるようなバランスのいい空間が好みの人には個室タイプでありながら家族とすぐにコミュニケーションを図れるようなブースがおすすめです。
コンセントの数
自宅で仕事をするとなると想定以上に電気製品を使用しますので、その分コンセントも必要になります。パソコンやモニター、デスクライト、プリンターなど、自分がいつも使用する電気製品をピックアップしてコンセントを多めに確保しましょう。
ネット環境
自宅から会社のサーバーにアクセスしたり、ネットで検索したり、メールを送信したり、web会議に参加したりとさまざまな場面でインターネットが必要です。テレワークに必要な回線を調べたうえで、環境を整えましょう。
スペースが確保できないときは仕切りやテントを活用しよう
会社に行く必要がなくなり、家で仕事ができるのはうれしいけれど、ダラダラしてしまいがちだったり集中できる場所を自宅で確保するのが難しかったりする人も多いのではないでしょうか。そのような場合におすすめしたいのが仕切りやテントです。
仕切り
即席で個室ができる3面の仕切りや間仕切りのパーテーションがあれば、いつでもどこでも集中できるスペースが作れます。高さを変えられるものもあり、広い面を背景として使えばweb会議の際にも部屋が映り込むことを防げます。
テント
テントを使えば自分専用の部屋ができたのと同じ状態になるため、集中力を高められます。簡単に設置できるものがほとんどで、使わないときには収納しておけばスペースを取りません。
空いた部屋がなくても快適なテレワークスペースを作ることは可能です。空いているスペースや働き方に合わせて在宅勤務用の空間づくりを考えましょう。自宅にワークスペースを作ることで自分だけでなく家族もストレスを感じることなく生活できます。